新宿で120年続く天ぷら店を探している方へ——戦後の無償土地提供が支えた天兼の現在地

天ぷら 天兼の歴史は、明治三十六年に初代・石鍋兼吉が四谷伊賀町で屋台を始めたことに端を発します。大正期には銀行家のお得意様の後押しで新宿三越裏に店舗を構えましたが、第二次世界大戦によって建物は跡形もなく失われました。 戦後、二代目・七郎はコロッケを売りながら再建の資金を積み上げ、そこへ別の支援者から「土地を無償で貸す」との申し出を受け、新宿角筈に再び暖簾を掲げることができました。その後、小田急百貨店の建築に伴い店は取り壊しとなりましたが、昭和三十六年に百貨店の一画、現在の新宿西口ハルク1階へ移転し、今日に至ります。天ぷら 天兼の現在地は、周囲の人々の支えによって幾度もの転機を乗り越えてきた歩みの上に成り立っています。
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